sans limiteについて
元コムデギャルソンシャツでパタンナー等を務めていた門田雄介氏が2012年に立ち上げた、シャツやパンツ等が有名なトータルブランドがsans limite(以下、サンリミットと表記)です。
ギャルソンの出身者となると、奇抜なデザインが頭に浮かびそうですが、このサンリミットのデザインは非常にシンプルなのです。
代表作〜シャツ〜
サンリミットの代表作の一つといえば、まずはシャツが挙がるでしょう。無駄を最大限まで削ぎ落とした本当にシンプルな白のブロードシャツ。このモデルを軸として、ボタンダウン、ワイドスプレッド、スタンドカラー等の全6種の定番モデルがあります。この他に太糸の2本針や3本針でシャツを縫うことで、独特のシルエットを生み出す物や英国の老舗生地メーカートーマスメイソンの生地を使用した物等、様々なシャツがあります。
私が持っているsans limite
私はサンリミットの商品をシャツ×3とコート×1を持っております。どれもお気に入りの物ばかりで、大切に着ております、そんな中でも今回は、トーマスメイソンの生地を使用したシャツを紹介したいと思います。
このシャツは3年程前に購入した物で、当時インスタで見たサンリミットのシャツに一目惚れし、上野の店舗を訪れた時に購入した、私の中でも思い入れの深い一品です。ストライプのシャツなのですが、これよく見るとブルーとピンクのストライプなんです。あまり見かけないこの鮮やかな色の組み合わせに、ビビッと来て購入をしました。少し大きめのボックスシルエットで、シャツ1枚としても、中にTシャツを着てちょっとした羽織のように着ても、いいので暖かい時期にはすごい重宝しています。これは余談ですが、「偽装不倫」ドラマの劇中で杏さんがこのシャツを着ていてものすごく似合っていて、可愛かったので、女性の方でも似合うんだな〜と思いました。
sans limiteの特徴
サンリミットは公式HPもなければ、セレクトショップにも商品はほぼ置いておりません。全国でも限られたショップでのみしか取扱がなく、商品の情報についても限定的な発信になっております。これはデザイナーである、門田氏の思いが現れている部分であると思います。大きく宣伝や広告を打つこと、HP・SNS等で発信をすれば多くの方の目に触れるかもしれないが、それは逆に浮き沈みの激しい不安定な状況あるいは、ブームを作り出し、一過性のブランドになってしまう可能性も秘めており、こういった形をとっているのではないかと上野店の店長さんと話していて思いました。自分が気に入った1着をまた着たいと思っても、なかなか手に入れることができなくなってしまったら嫌ですよね。。。店に行けば、定番商品がいつもあり、自分にあったお気に入りの1着がまた着れるというお客様のことを思い、このようなブランド展開をしているのではないかと思いました。
ちなみに上野店店長である津雲さんはとても優しい雰囲気の方で、お客さんにあった商品を勧めてくれる髭がとてもかっこいいお方です笑
最後に、、、
世界的にファストファッションが主流となりつつある時代に、こういった作り手の思いがこもった、シンプルな1品というのはいつの時代になっても支持されるような世界であって欲しいと思うし、安くていい物だけでなく、高くても自分にとっては値段以上に価値のある物をちゃんと感じ、見極められるような感性をこれからもしっかりと身に付けて行きたいと思う今日この頃でした笑
当記事を読んでいただき、ありがとうございました〜
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