今日は少し難しい話をしようと思います。とはいってもこのように感じている方は多くいるかもしれませんね。そんななんとなく皆さんが感じているこの感覚について、簡潔に書いてみたいと思います。
先にこの記事で主張したいことを言うと、タイトルにもある通り「細分化」です!これ程までに各個人の主張が多種多様となった世の中では、みんなが同じものを見てそこに共感するという対象が限りなく少なくなりました。つまりこの先より細分化が進み、個性といものがより際立ち、自分を主張することが受け入れられやすい世の中になるということ。こと日本においては、よりそれが顕著に現れると思います。
先日、テレビの音楽番組を見ていて思ったのですが、歌手がわからない❗️というか私が知らないだけなのかとも思いました。まぁ大抵はそういうことが多いのかもしれませんが笑
もちろん各年代に支持されるアーティスト、楽曲は違い、おじいちゃんから子どもまで支持されるアーティストや楽曲というのはごく僅かである。しかし最近では同世代でも聞いているアーティストや楽曲に大きな違いがあり、知っているならまだしも全く知らないレベルである。しかし一定のファンもいて、PVの動画再生回数やCD売上等で客観的な数値としても評価を受けていることがわかる。
ではなぜこのような現象が起きるのかというと、理由としては2点ある思います。
①誰でも手軽に楽曲を作成できて、発信することが可能になった
②聞き手側の主張も多種多様となった
理由の一つ目である、誰でも手軽に楽曲を作成できて、発信することが可能になったというのは、PCやスマホがあれば一人で楽曲を手軽に作成でき、それをSNS等ですぐに発信することが可能だ。なので、まだ小さい子どもでも自分の楽曲を作成しそれを世界中の人たちに聞いてもらうことが可能になったのだ。
二つ目は、聞き手側の主張も多種多様となったということである。近年私たちの価値観は多種多様となり、それを主張することも受け入れられやすい時代となった。他人と全てのことにおいて価値観を共有することはなく、「A」という価値観は友人と共有できるが「B」という価値観は共有できないというような状況が少なからず起きているはずである。それだけ様々なアーティストと楽曲が世の中に溢れているということでもある。
このように細分化が進み、個性がより際立ち、ある特定の分野には強烈に支持されるアーティストや楽曲がこれからは多くなると思う。今回はテレビの音楽番組を見ていてふと思っただけなのですが、これは音楽業界に限った話ではなく世の中のあらゆることが、このような局面を迎えていると思われる。なので、誰でも誰かにとってのカリスマや憧れにになれるし、自分が思ったこと、描いたことを正当化していくことが可能な世の中になるということである。
ただのテレビの話からこんな壮大な話になってしまいましたが、自分の感覚や直感、価値観と言うものを大切にしていきながら他者も同時に受け入れていくことができるような世の中になると、いいなと思う今日このごろでした笑
そんな事を思った時に出会った素敵な本です。良かったら是非❗️
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